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ハンニバル・ライジング

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トゥーゲンハート邸(Tugenhdhat Vila :Mies van der Rohe/1928-30)
プラハから電車で1時間くらいのブルノというまちにあります。世界遺産。

案内の女性の話によると・・・。ブルノは確かチェコで2番目に大きな都市ですが、これといった売りがなく、この近代建築の金字塔的住宅を、市をあげて世界遺産に登録したそうです。クライアントの孫にあたる女性が所有していたのを、市へ安く提供したとのこと。もっと高く買うといって来た企業もあったようですが、、、。で、保存されて今にいたると。東京でも古い建物がたくさん壊されてますからねえ。本当によかった。

クライアントはユダヤ人銀行家の夫婦で、この住宅の依頼があったときミースは、ドイツから遠いしやめようと思っていたのが、敷地を見て一転、やる気になったそうです。確かに、南向きの広大な傾斜地で緑も豊か。建設当時はこの庭の下のほうに奥さんの両親の自宅があり、中央に共用のビリヤード小屋があったようです。南に面したサッシには、今見てもかなり大きなガラスが使ってあります。建設費は当時普通の住宅の60倍!で、そのうち4割がガラスです。

行ったのは2年くらい前ですが、この前、「ハンニバル・ライジング」を見ていたらこの住宅が出てきたので思い出して載せてみました。クロームメッキの十字型の柱や、螺旋階段の見上げなど美しい(有名な)ディテールのカットがたくさん。最後にはレクターによって爆破されてしまいました。

シリーズを通してレクターが好んできいているがグレン・グールドで、「羊たちの沈黙」でレクター博士が悦に入った様子で小躍りをしているシーンは、グールドの真似をしているようです。10数年前は引用に全く気付きませんでしたけど...。(O)
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by nodesignblog | 2007-06-12 14:11 | 映画

銀座のオアシス

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工事中のニコラス・G・ハイエックセンター。
時計のブランドがいくつも入っているビルです。ひとつ300万円~とか。
どうしても1階のポテンシャルが高く上に行くにしたがって目に付かなくなる、というデメリットを一掃して、全ブランドのブースを1階につくったそうです。それぞれのブースはガラスケースのようなつくりのエレベーターになっていてお客さんが中に入ると、そのまま上階の店舗まで運ばれます。通りに面したガラス面はドイツのメーカーと一から製作したシャッターだそうで、気候のよいときは全開します。気持ちよさそうですけどね。壁面の植栽は散水のシステムも含めて三谷さんです。
上の写真は最上階の天井と柱部分。こういう断面の鉄骨をフラットバーといいます。同じ断面だけど、形状(曲げ方)は全部違うそうで、鉄工所で角度をひとつひとつ決めて折り曲げたそうです。これは大変な作業だと思います。柱内部の2本黒い配管は雨樋です。この日はかなりの大雨でジョロジョロと水音がしていました。もしかしてこの雨水は壁の散水システムにつながっているのかな。
最後の写真は、オープン間近の現場で壁に赤い花を植えている職人さん。
(O)
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by nodesignblog | 2007-06-02 00:04