地域を表現するワイン(男の背中)

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先日、醸造家 石橋広光さんのお話をきく機会がありました。
中国地域連携東京会議の「地域再生へのチャレンジ」がテーマの講演会。「ワインづくりは土づくり、人づくり、地域づくり」という演題です。

島根にあったワイナリーに技術者としてよばれて、何億かの赤字ワイナリーだったのを、今では年間100万人が訪れる観光ワイナリーにした、という人物。他のもっと知名度のある有名なワイナリー(名前わすれてしまいました)でも、60万人だそうです。

それまでは、生食用で出荷できないぶどうをワインにするという考えだったそうです。ぶどう一本の木から100~200房とれるくらいの樹種で。それを、1本の苗木から7房くらい(だったかな?)しか収穫できないワイン用のぶどうを栽培することを地元の農家の方々に理解してもらうところからはじめて、地域にだんだん理解され、今では、、、という感じです。「地域を表現するワインをつくる!」という意気込みで、地方で「生き甲斐と文化をつくる」ため改革に継ぐ改革を地道に断行したそうです。

アメリカの映画を見ていると、置き去りにされた地方のどうしようもない町が描写されていたりして、自分の地元がこうなったら嫌だなあと漠然と思っています。ミリオンダラーベイビーとかコロンバインとか、ドッグヴィルもそうかなあ。大人がどうしようもないのでそりゃ子供もそうなって、やる気のないスパイラルが渦巻いているようなところです。

石橋さんの話をきいて、再生というと大げさだけど、地方でもどこでも、誇りとか意志をもって持続していくような生活基盤をつくるにはやっぱり「人」なのかなあと思いました。モチベーションや専門的な技術のある人。と愛かな?ご本人は「まあ、綺麗ごとばっかりじゃないですけどね(笑)。」とおっしゃってましたが。(O)

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写真は、後日松江に石橋さんを訪ねたときのもの。
土地に適した品種をつくるための石橋さんのブドウ畑を見学したときです。根元の方は土にあった品種、上のほうは味のための品種で接木して、実際育つのかどうかから試されているとのこと。この炎天下・・・。
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by nodesignblog | 2007-08-10 13:10
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